ソニーのナイトショットデジカメ

赤外線撮影機能といえばソニーのナイトショットが有名ですが、スケスケ写真がニュースになってからは対策を講じています。ソニー製のナイトショット機能を搭載したビデオもカメラも、昼間の屋外など明るいところで赤外線撮影機能を使おうとしたら画面が真っ白になって機能しません。

写真のデジカメは「DSC-H9」という07年に海外で発売された機種です。光学式手ぶれ補正の15倍ズームレンズで、HD動画にも対応。可動式液晶を搭載し、ウエストレベルの撮影ポジションもとれる便利なデジカメです。

このH9もナイトショット機能を搭載していますが、対策が講じられているため日中明るい場所での赤外線撮影はできません。また、ナイトショット時は、フルオートモードになるため、シャッター速度やISO感度等を設定することができません。

まず、日中のナイトショット撮影については、富士フィルムから発売されているIRフィルタを使うことで使用可能になります。80番台のフィルタをレンズの大きさにハサミで切って、レンズの縁に両面テープで貼り付ければOKです。これでとりあえず規制解除できます。

そしてオートモードを回避するのが、「半ずらし」と呼ばれる方法です。これは、ナイトショットのオンオフスイッチを中間あたりで固定して、赤外線カットフィルタを外した状態にするものです。こうすれば、マニュアル設定可能なナイトショットを使えるようになります。

半ずらしモード時の画面はカラーになっていますが、フィルタが外れているので赤外線を受光できる状態です。テレビのリモコンを当ててみると、赤外線を受光できている状態が簡単にわかります。オフ時は弱く光る程度ですが、半ずらしの状態では、画面はカラーですがリモコンがピカピカ光っています。

以上2点の対処法で日中でもナイトショットを満喫できるデジカメの完成です。この方法は、ビデオでも使えるみたいですのでお手元にある方はぜひチャレンジしてください。

赤外線カメラ特集

夜間、真っ暗闇な中で動物を撮影するのに便利なのが赤外線撮影機能のついたカメラ。俗にナイトショットなどと呼ばれ、ソニーのビデオカメラやデジカメなどに機能が搭載されている。人の目には見えない赤外線光を使った撮影機能だ。カメラのCCDは赤外線光を感知できるので、赤外線ライトと組み合わせることによって、まっ暗闇でも撮影ができてしまう。ただし、白黒撮影みたいになるけど。

たしか、TRV-9って機種あたりから搭載されたんじゃなかろうか。余談だが、TRV-9に搭載された赤外線撮影機能はスケスケ画像が撮影できるってことで当時世間を騒がせた。真夏の日差しが強い季節は、赤外線も大量に降り注いでいるので、赤外線カメラで撮影するとTシャツや水着など薄手の衣類は透けてしまうのだ。赤外線撮影で乳首やアンダーヘアの透けた写真をアチコチで見たもんだ。あまりの反響で、現在のカメラは昼間の赤外線撮影はできないように対策が施されている。

話が逸れたが、赤外線撮影は夜行動物の撮影には重宝する。カメラ付属のライトは2~3メートルぐらいまでしか赤外線光を照射できない。庭先でタヌキを撮影するぐらいなら付属のライトで大丈夫だが、屋外で使用しようと思えば、別途赤外線ライトを用意することで離れたところからの撮影が可能になる。赤外線ライトは光源は赤く光るので、光に敏感な動物を撮るときは注意が必要だ。

オススメの機材は、ソニーのCX-550V。もちろんナイトショット搭載で、最低被写体照度3luxと、いままでのビデオカメラにはない高感度センサーを搭載しているのが特徴。一般的なビデオカメラが10luxとか。これなら公園の街灯程度の明かるさでも、カラーできれいな撮影ができるぞ。

ちなみに、写真のヤシカのビデオカメラ ヤシカAVD-518HDには、低価格ながら、赤外線撮影機能が搭載されており、フルハイビジョン撮影ができる。SDHCカードに記録できるのもいいが、最大の特徴は、どうやら昼間でも赤外線撮影ができるらしい。ということはスケスケ写真が復活か?

VOX搭載、音声起動のビデオカメラ

こちらはネットで見つけたウォールプラグ型ビデオレコーダー「1.3MP VOX Hidden Camera with TF Card Slot」。52ドル(約5,000円)。コンセント型ビデオカメラということだが、どう見てもあやしい。VOXという機能をご存じだろうか?音が聞こえると自動的に起動するシステム。音がしたときだけ動作するので電池やメモリを節約できる。ボイスレコーダーなんかに搭載されている機能だが、このコンセント型カメラはVOX機能を搭載している。セットして音がすると録画を開始するというもの。

コンセント型ということだが、実際にコンセントを差し込む穴が空いているわけではない。目をこらしてみるとわかるが、中心部に小さな穴が空いていて、そこに小型カメラが仕掛けられている。 ケースの裏側の薄いスペースには、充電池やマイクなどが配置されている。横にスイッチとmicroSDカードスロット、miniUSBの差し込み口があり、ここからUSB経由で充電する仕組みだ。

640×480pixelの動画が撮影可能で、microSDは8Gまで対応。電池は公称120分だが実際は90分ぐらいの動画撮影ができる容量。VOX機能を使えば4時間ぐらいは稼働できる(動画の撮影量にもよるが)。画質は、お世辞にも高画質とは言い難いが、まあ室内でも撮影できるレベル。肝心のVOX機能だが撮れたり撮れなかったり微妙な感じ。撮影しっぱなしのほうが録り逃しがないでしょう。

まあ、こんな形のコンセントは日本で見かけることがないので。パーツをはずして活用したほうが楽しめそうです。この際だから充電池も容量の大きなものに代えてみてはどうでしょうか。ハンダづけができればすぐに交換できます。ユニット自体は小さなものなので、アイデア次第でいろんなとこに仕込めれそう。

評価:☆☆☆☆★ 購入先:IP Mart : WallPlugCamera


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