42倍ズーム ニコン COOLPIX P510 レビュー



高倍率ズームのニコンクールピクスP510(NIKON COOLPIX P510)を購入です。これぞ野生動物撮影のためのカメラと言っても過言はありません。

まずは簡単な製品特徴を。

なんといっても最大の魅力は42倍の高倍率ズームです。35mmフィルム換算で24mmから1,000mmまで(デジタルズームなら2,000mm)をカバーします。小型のボディで広角から超望遠までこれ1台ですべてをこなすことができます。

高感度撮影については、ISO6400での撮影が可能。さらに「高感度モノクロ」でISO12800の撮影にも対応しています。そのほか、可動液晶やビューファインダーも搭載。ニコンならではのインターバル撮影機能(30秒間隔~)がついているのはうれしいですね。


まだ使いこなすとこまではいっていませんが、とりあえず気づいた点をいくつか。


まず、ズーム性能についてはすばらしいの一言。1,000mm相当の倍率があればかなり遠くからでも対象物に寄ることができます。前機種のP500では手ぶれ補正がイマイチだったようですが、P510からは変更があったようで、望遠端でも日中であれば手持ちでの撮影が可能です。


レンズはフィルター径のネジが切っていないので、フィルターやコンバージョンレンズは使えません。ただし、海外で販売されているフィルターアダプターを装着すれば、67mm径のフィルターやテレコンが使えるようになります(P510にフィルターを取り付ける)。


「高感度モノクロ撮影」モードではISO12800相当の撮影ができます。赤外線も受光するようで、試しにテレビのリモコンを向けたところ、光源が明るく光りました。SONYのH9と比較してみましたが、ナイトショットほどの感度はないようです。


インターバル撮影機能については、30秒間隔からの撮影が可能です。電池の保ちもいいので定点観測にはもってこいです。高倍率・高感度+インターバル撮影の組み合わせで、いろんな用途に使えそうです。


マイナス点もいくつか。気になったのがオートフォーカスの性能。撮影対象によっては上手く機能しないことあり。特に望遠端や暗所でうまくフォーカスしないことがあります。2-3秒フォーカスが迷ったあげく合掌せずといったシーンが頻繁に現れます。

レンズ横のズームレバーボタンをマニュアルフォーカス操作用のボタンとして割り当てることができますが、微調整ができないのがマイナスです。遠方の動体を撮影するのは苦労します。飛んでいる鳥などの撮影は難しいというか無理ですね。

また、リモコンが使えないのも痛いです。超望遠で撮影するときはシャッターを押す動作ですらブレの原因になるので、オプションでもいいのでリモコンが使えるようにしてほしかったです。とりあえず2秒のセルフタイマーで凌いでいますが、この2点が改善されれば文句なしですね。

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