一昔前のコンデジでは付属品にリモコンがついていたものですが、近頃の製品は経費削減のためかリモコンが搭載されていないものが多いですね。オプションでの対応もないようです。超高倍率ズーム機でもワイヤレスリモコン対応の機種はないのが現状です。
ズーム撮影時はシャッターを押すときなどわずかな手ぶれでも写りに大きく影響します。キヤノンのSX50 HSやパナソニックのFZ200では、有線リモコンを接続するためのリモート端子が搭載されているので、レリーズを使って撮影をすることができます。
このうち、SX50 HSについては、以前このブログでも紹介しましたがサードパーティーから発売されているリモートシャッターユニットを買えばリモート撮影ができるようになります。
その後、いろいろと調べたところ、中国のカメラ用品メーカーJYCからワイヤレスタイマーコントローラー「JY-710」なるものが発売されており、これがSX50 HSに使えそう、かつインターバル撮影機能などを搭載していてかなり便利そうなのでさっそく入手してみました。
商品は、受信機と送信機の2点からなり、上の写真のように受信機をカメラのフラッシュシューに装着、リモート端子にコードを接続し、送信機からシャッター操作を行うというものです。基本的な仕組みは以前紹介したJM-Cと同じですね。
しかし、このタイマーコントローラーがすごいのは、その機能。(1)タイマー撮影、(2)バルブ(長時間露光)、(3)インターバル(間欠)撮影に対応しています。単純なリモートシャッターはもちろん、インターバル撮影などかなり細かな設定ができるのが特徴です。なお、SX50 HSはバルブ撮影に対応していないので、バルブ機能については使えません。
リモコンとしての使い方は簡単です。カーソルキーの下のシャッターボタンを押すと、シャッターが切れます。バルブモードのついたデジカメであれば、ボタンを上にずらすとシャッターボタンがホールドされて、バルブ撮影ができます。秒カウントもしてくれるのが便利ですね。
次に、モードを「INTVL」に合わせて「SET」を押すと、撮影間隔の設定ができます。撮影間隔は1秒から99時間59分59秒までの範囲で設定できます。上の写真の場合、3秒間隔で5枚撮影と設定した状態です。
設定が完了したら、あとはカメラと受信機の電源を入れてスタートボタンを押すだけ。設定どおり3秒ごとに5枚撮影をしてくれます。簡単ですね。インターバル撮影機能が搭載されていない機種でも、リモート端子があれば、このコントローラーを付けるだけで定点撮影ができました。
ちなみに、商品には、送信機とカメラとを繋げるコードも入っており、送信機単体で有線リモコンとしても使うことができます。
使ってみての感想ですが、送信機が少し大きいかなというのはありますが、取付・操作も簡単でいいですね。なんといってもインターバル撮影ができるのはかなりの利点。
今回紹介したのはキヤノン用ですが、パナソニック用やニコン、ソニーなど各メーカーに対応した製品が用意されています(※P510やHX200Vはリモート端子がついていないので使えません。
なお、今回、SX50 HSに取り付けたのはキヤノン用C1で、パワーショットやEOSkissなどに使えます。EOS5Dなどに使えるC3やC2いうタイプもあるので間違えないようご注意ください。
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